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■カナダ保健省の医療大麻政策…病人に大麻栽培・所持許可証を発行

このページはhttp://www.hc-sc.gc.ca/hecs-sesc/ocma/bckdr_1-0601.htmを訳したものです。

医療用大麻の入手-法律について

2001年7月30日、医療用大麻の入手に関する法律(“The Marihuana Medical Access Regulations”)が施行され、薬物規制法(“Narcotic Control Regulations”)に対する大幅な修正も実施されました。本法律は、重篤な疾患で苦しむ人々に大麻の使用を許可するもので、全体に患者に配慮した内容となっています。使用が許可されるのは従来の治療法では不十分である疾患、その病気や症状が治療では十分に緩和されない疾患、または大麻の使用による医療的利益がリスクを上回ることが期待される疾患を持つ患者です。

本法律では、医療用大麻の入手が許可される条件および入手手段を明確に定義しています。以下は、法律および実施手順の概要です。

医療用大麻を使用できる権利について

本法律では、医療用大麻の所持を申請できる人を、次の3つのカテゴリーで規定しています。

カテゴリー1:本カテゴリーで申請できるのは、末期的疾患を持つ、予後が12ヵ月未満の人です。既存のすべての治療法を試みた、あるいは検討済みであることを特に明記した、医者の診断書の提出が必要です。

カテゴリー2:本カテゴリーで申請できるのは、以下に示す特定の病気による症状のある人です。
- 多発性硬化症(MS):激痛、および/または継続的な筋痙攣
- 多発性硬化症(MS):激痛、および/または継続的な筋痙攣
- 脊髄損傷:激痛、および/または継続的な筋痙攣
- 脊髄の疾患:激痛、および/または継続的な筋痙攣
- ガン:激痛、悪液質、食欲不振、体重減少、および/または激しい吐き気
- エイズ/HIV感染:激痛、悪液質、食欲不振、体重減少、および/または激しい吐き気
- 重症の関節炎:激痛
- 癲癇発作

申請者は、提出する申請書に医師からの診断書を添付してください。診断書には、症状に対して既存のすべての治療法を試みた、あるいは検討したが適当でなかったことを特に明記する必要があります。

カテゴリー3:本カテゴリーで申請できるのは、重篤な症状を有するカテゴリー1および2に含まれる疾患以外の人で、とくに既存の治療法では症状を緩和できなかった人です。申請書には、2名の医者の診断書を添付してください。

申請手順

本法律の手引きおよび申請書は、Health Canadaのウェブサイトwww.hc-sc.gc.ca から入手するか、Health Canadaの医療大麻入手係(613-954-6540)に問い合わせてください。個人で使用する大麻を栽培するための免許申請、または栽培者を指定するための申請手順も、解説しています。

申請する人は、自分自身に関する情報および病状と、個人で使用する大麻の栽培希望または代りに栽培してもらう人の指名、および将来Health Canadaの免許を受けた業者から入手する意志の有無を知らせてください。

1名の医師による診断書(医師の署名が必要)に、大麻を処方する症状の性質を示したものが必要です。以下は、カテゴリー別の申請用ガイドラインです。カテゴリー2の申請者は、1名の医師による診断書(署名のあるもの)が必要です。カテゴリー3の申請者は、2名の医師による診断書(署名のあるもの)が必要です。患者ごとに推奨される服用量は、医師が指定してください。

申請書には、大麻の所有が許可された人に発行されるIDカードに使用する、パスポートサイズの写真2枚を添付します。このIDカードで、大麻所持を許可されていることを警察官に示すことができます。

申請書の受取りは、受付け後10日以内にHealth Canadaから通知し、必要事項の記入漏れがあればお知らせします。末期症状の患者さんからの申請手続きを優先します。申請書の処理にかかる日数は、申請者の病状および必要事項の記入漏れの有無により前後します。

申請が受理された申請者には、書面で通知します。Health Canadaで申請書が受理できないことが予測される場合、申請者にその旨を理由とともに通知します。この通知が届いた後に追加情報の提出がない場合は、その申請は無効となります。追加で提出された情報は、許可の可否の判断に使われます。

大麻の入手

大麻所持許可証の所有者は、次の3通りの方法で医療用大麻を入手することができます。
・ 自分で栽培する
・栽培してくれる人を指名する
・将来は、Health Canadaから免許を受けた業者から入手することができます。

これら3通りの方法についての詳細は、Health Canadaから許可証の所有者に説明します。

大麻の所持

大麻所持の許可証を所持する人は、常に治療用に最大30日分の服用量を所持することができます。例えば、1日の所要量が3グラムの患者の場合、治療用に常に所持が許される量は最大90グラム(3グラム×30日)となります。

大麻の栽培

大麻所持許可証を所有する人は、自分で使用する大麻の栽培免許も所有し、あるいは代りに栽培してくれる人を指名することもできます。申請時に申請書類でいずれかを選択するよう求められます。

指定された人、つまり栽培者は、18才以上で、通常はカナダ在住者でなければなりません。栽培者には栽培免許およびIDカードが発行されます。医療用大麻の栽培には栽培免許が必要です。

大麻草の栽培は、定められた基準を満たしていれば屋内外いずれも可能です。栽培者は、大麻草および乾燥大麻の紛失や盗難に対して必要な予防措置をとってください。常に栽培および保存が可能な大麻の量は、医師が処方した1日の服用量および、大麻草の栽培が屋内、屋外のいずれかにより異なります。

医療関係者向け情報

Health Canadaでは、医療用大麻使用時の役割の理解に役立つ、医療関係者向け指針を発行します。本指針には、法律の概要および、医療用大麻処方時の医師の役割に関する概説を掲載します。本指針は、Health Canadaのウェブサイト:www.hc-sc.gc.caで入手可能です。

 

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